ちょっと気になるお金のはなし

Bucket List(バケットリスト)を作ってみよう

吉住京子
メルボルン在住のオーストラリアでは珍しい日本人ファイナンシャル・プランナー。 難しいお金のことを分かりやすくアドバイスする「お金の専門家」として、個人からビジネス・オーナーまで幅広いクライアントを持つ。日本人コミュニティー向けメディアでの連載記事やセミナーなどでも活躍中。
[ www.fpkyoko.com.au ]

バケットリストって聞いたことありますか?
死ぬ前までにしたいことを書いたリストのことで、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが出たバケットリストという映画もありました。リストには自分のしたいことを書きます。「涙が出るまで笑う、ミリオンダラーを稼ぐ、見知らぬ人を助ける、スカイダイビングをする、世界一素敵な女性をキスする」など様々です。

こんなリストを作るのに意味はあるのでしょうか? 
人生は自分が作っていくものですよね。勉強や子育て、仕事に追われているとあっという間に時間は過ぎていきます。 でも自分の人生を振り返って記憶に深く残っている瞬間ってどんな瞬間ですか? 恋人との初めてのデート、受験発表、 初めての海外旅行、勇気を持ってしたバンジージャンプ、オーストラリアに移住の時の空港での家族と友達からの見送り、マラソンのゴールの瞬間、赤ちゃんの寝顔を見ている瞬間など大小いろいろとあると思いますが、毎日なあなあと過ごしてそれがすごく思い出に残っているとはあまり感じないのではないでしょうか?

人生を充実していると感じるために、感情というのはつきものです。
心に深く感じる、記憶に残るというためにはいろいろなことを見て、触って、感じて。。っということが必要になります。なのでバケットリストを今日作ってみましょう。忘れていた夢や目標を思い出すかもしれないですね。そしてリストを現実化していくため行動してください。リサーチして、タイミングを決めて少しずつでも前進していってください。視野が広がるともっとしてみたいことも出てくるでしょう。それもリストに付け加えましょう。世界をもっと見てみましょう。自分の人生に幸せを見つけましょう。そして他の人も幸せを分かち合えるようになればもっとしあわせが増えますよね。

私は保守的で、未知のことは嫌いで、冒険してみるのは得意ではないですが、2年前に真冬のヨーロッパに9ヶ月の息子を連れて6週間旅行してみました。防寒着をモコモコに着込んで見た大きな滝や山、他の惑星のようなアイスランドの地形、オペラを真剣に見ている息子の姿など忘れられない経験でした。
1年に一つずつでも達成できたら人生でいくつのことを経験できるでしょうか?自分の成長につながりますか?それが子供、家族、友人、コミュニティーに役立つでしょうか?可能性は無限ですね。自分の100の夢を書き出してみるのに役立つ25の質問ダウンロードしてみてください。
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