ちょっと気になるお金のはなし

理想の将来を創る方法

吉住京子
メルボルン在住のオーストラリアでは珍しい日本人ファイナンシャル・プランナー。 難しいお金のことを分かりやすくアドバイスする「お金の専門家」として、個人からビジネス・オーナーまで幅広いクライアントを持つ。日本人コミュニティー向けメディアでの連載記事やセミナーなどでも活躍中。
[ www.fpkyoko.com.au ]

早いもので私の息子がもう1歳になります。仕事をしながらの子育てはタイムマネジメントと工夫、妥協が必要です。私が最近ハマっているのは"Blinkist"という携帯のアプリです。英語ですがノンフィクションの様々な分野の本の概要を読めてしかもオーディオを聴くこともできます。カテゴリーは自伝や歴史、ビジネス、サイエンス、お金や投資、健康、テクノロジー、子供の教育などあります。



以前は本をよく読んでいましたが、子供といると時間があっという間に過ぎます。今は朝の散歩にプラムを押しながらBlinkistを聞きています。一回の散歩で2、3冊の本の概要を聞けるんですが、本を読んでもそれを実行しないと変化は起こらないですよね。なので一冊の本から得た何か一つを自分の生活に当てはめようと思いました。全て実行できなくても、もし週に3つ何かを実行できたら1年で150個以上の新しいことを身につけることができます。

先日「成功している人の3つの違い」というビデオを見ました。
1)実現していくスピード 
2)不安でも行動できる能力 
3)時間を大切に使っている 

この3つが大きく成功を導いているということです。

実際私もクライアントさんを見ていて、どんどんゴールに近づいている人、投資で成功した人、幸せな人生を作っている人はこの3つを持っていると思います。自分の無駄な支出に気づいたらすぐ調整できる人、コンサルテーションをしてもなかなか行動に出れない人と少し不安でもチャレンジできる人、 自分の目標のため時間を使っている人とダラダラと毎日を変化なく過ごしてしまう人では1年後かなりの差が出てきます。これが10年、20年となるとかなりの差が開いてしまいます。他の人との競争ではありませんが、理想の生活を作っていくにはそれに似合う理想の自分をまず作っていかないといけません。

マシュー マコノヒーがアカデミー賞受賞スピーチで言った言葉を思い出します。

"15歳の時、大切な人に「ヒーローは誰?」と聞かれた
2週間後、その人に僕は「10年後。25歳の自分だ」と答えた
25歳になると再びその人から「ヒーローになれたか?」と聞かれた
僕の答えは「程遠い。だって僕の今のヒーローは35歳の自分だから」
こうして毎日毎日毎月毎月毎年 自分のヒーローは常に10年後の自分
ヒーローには一生なれないが 常に追いかける目標が持てる"

昨日より素敵で理想の自分になれるよう今日何ができますか?