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夏だ! 海の野生動物とのワクワク、ドキドキ体感を楽しもう!

南オーストラリアの海がキラキラ輝く季節到来。ビーチで泳ぐのもいいけど、今年の夏は海の動物たちとの出会いを楽しんでみるのはいかが?

「イルカと泳ぎたい!」を実現してくれるツアー

「賢くて人懐っこいイルカたちと一緒に泳いでみたい」そんな願いを叶えてくれるツアーがグレネルグで楽しめる。ホールドファーストショアマリーナから大きな双胴船で少し出ればそこはイルカたちが生息するセント・ヴィンセント湾。セント・ヴィンセント湾にはコモンドルフィンとボトルノーズドルフィンという種類のイルカが1000頭以上も住んでいると言われ、100%の確率でイルカと遭遇できることが保証されている。早い時は、なんと乗船数分後には一頭目のイルカに出会うこともできるほど。
(万が一、一緒に泳ぐことができなかった場合はドルフィンスイムとドルフィンウォッチの差額料金を返金!)

イルカたちの集まるポイントに到着すると、人懐っこいイルカたちから船に近寄ってくるが、これは双胴船とイルカたちの信頼関係の証。この関係を守るためにも乗船客がイルカを傷つけるような行為はもちろん、えさをあげることも禁止されている。湾内3、4カ所のイルカたちのいるスポットを船で回りながら合計1時間以上も海に入りイルカとの触れ合いを楽しめる他、イルカたちが発する口笛のような音や仲間同士での神秘的なエコーを聞くこともできる。また、泳ぐのはちょっと...という方には、同じ船で野生のイルカを間近で見ることのできるドルフィンウォッチがおすすめ。

Temptation Sailing
http://dolphinboat.com.au/home

ドルフィンクルーズで優雅なひとときを

ポート・アデレードではドルフィンクルーズがオススメ。クルーズ船はポート・アデレードのコマーシャルロードの突き当たりにあるフィッシャーマンズ・ワーフから出航する。そして、約30頭のバンドウイルカが生息するといわれるポート・リバーの河口をゆったりと遊覧する。おすすめは、主に日曜日と祝日に出航するSunday Special Dolphin Cruises 。乗船料大人8ドル、子供6ドルとお手頃。このクルーズでは、2時間かけて河口を回りながら、野生のイルカたちを見たりポート・アデレードの歴史的景観を楽しむことができる。このドルフィンクルーズを主催しているDolphin ExploreやPort Princess Dolphin Cruisesでは、他にも船内でランチやディナーが楽しめるクルーズや、季節や時間帯に限定のクルーズメニューやイベント、そして船内ウェディングなども提供しているので様々な用途に活用できる。日によって出航時間やメニューが異なるので、必ず事前に確認しよう。

Dolphin Explore
http://www.dolphinexplorer.com.au
Port Princess Dolphin Cruises
http://www.portprincess.com.au

勇気のある方、大歓迎! 迫力あるシャークケージダイブに挑戦

映画「JAWS」のモデルにもなったホホジロザメを間近で見られるツアーが、エアー半島のポート・リンカーンにある。ホホジロザメの迫力を体感できるとあって、世界中の度胸ある旅行者から大人気! 中には4歳にしてシャークケージダイブを体験したチャレンジャーもいるのだとか。

ツアーはポート・リンカーンの港から出発し、約2時間から3時間かけて野生ホホジロザメの生息区域であるネプチューン島付近へ向かう。特性のケージに到着するとウェイトベストを着て、ダイバーに空気を供給する装置レギュレーターをくわえ、ケージの中に入る。そして、船のクルーがマグロを餌にホホジロザメをケージ付近まで誘う。 ケージの中にいるとはいえ、目の前を横切ったり餌に食らいついたりするホホジロザメを間近で見るのはやはり迫力満点。 また、この区域の海水は真っ青に透き通っており、海が荒れていなければケージの中から25メートル先まで見渡すことができるため、大海原を優雅に泳ぐサメの姿をじっくり観察できる。時には全長5メートルを超える大型のホホジロザメに出くわしてしまうこともあるそう。
エアー半島に位置するポート・リンカーンへはアデレードから飛行機で約45分。 シャークケージダイビングに挑戦したことは一生の自慢になること間違いなし!

Calypso Star Charter
http://www.sharkcagediving.com.au

「番外編」 世界的奇祭! ツナラマ・フェスティバル

シャークケージダイブで人気のポート・リンカーンは、インドマグロの水揚げ量世界一を誇る港としても有名。そんな実績と伝統を称えるべく、ツナラマ・フェスティバルという少し変わったフェスティバルが1962年から続けられている。毎年オーストラリア建国記念日にかかる週末に開催されるこの祭りは、マグロにちなんだ様々な出店を始め、手を使わないスイカの早食い競争や魚のコスチュームが見所のパレードなど見所盛りだくさん。でも何と言ってもメインイベントは"マグロ投げ"。ハンマー投げのように8〜10 kgあるマグロ一匹を思いっきり投げ、その飛距離を競う。(近年では本物のマグロを投げるのはもったいないということで、予選ではレプリカが使われている)
賞金も出るとあって、過去にはハンマー投げ元オリンピック選手も出場したほど。そして、昨年の男性部門の優勝者はなんと日本人!  
また、大人たちに負けじと、エビやキングフィッシュの飛距離を競う子供部門も見逃せない。
2015年は1月23日から26日まで開催。
Tunarama Festival
http://www.tunarama.net