笑顔で充実する留学生活 杉山 英子さん (Hanako Sugiyama)
日本の中学校を卒業してすぐにアデレードの公立高校 Adelaide High Schoolに卒業留学中の杉山さん。2026年1月からはいよいよYear 11として卒業留学生活もさらに充実していく。

英語がペラペラになりたい
「英語をペラペラに話せるようになりたい!」 そんな強い気持ちが今の高校留学に繋がっているという杉山さんだが、その伏線は生まれた直後まで遡る。大人になって英語で苦労したという両親が、杉山さんが0歳の頃から英語に触れる機会を作り、その後も杉山さんにとって英語はいつも身近な存在だったという。「両親は私が小さい頃から英語を学べる環境を作ってくれていました。小学校5年生の頃に通っていた英語塾は宿題も多くて難しくて大変でしたけど、英語が嫌いになることはなかったです」
そんな杉山さんは実は負けず嫌いでなんでも完璧にやりたいと思う性格で、いつの間にか「英語がペラペラになること」が人生の目標になっていった。そしてその目標に近づく一番手っ取り早い方法が留学と考え、自分から両親に「留学したい」と切り出した。「私がそう言い出すのを待っていたみたいでした」と杉山さんが笑顔で語るように、両親は留学に大賛成をしてサポートをしてくれたのだった。
英語圏の留学先としては他にもアメリカやカナダという選択肢があったものの、治安や気候面、全体的なイメージなどからオーストラリアに絞られた。そして、東京出身の杉山さんが選んだのは、人が多過ぎず、自然が身近なアデレードだった。アデレードハイスクールも杉山さんの強い第一希望だったが、「実際に入ってみて本当に良い学校でみんな優しくて良かったです」という。
勉強と音楽の両立
渡航前の中学3年生の時に英検2級を取得した杉山さんは、一般的には現地ではISEC (Intensive Secondary English Course / 留学生向けの英語集中コース)を経由せずに最初からメインストリーム(現地校の通常のクラス)に入る英語力があると見なされるが、アデレードハイスクールの勧めもあり、先ずはISECでしっかりと新しい環境や英語に慣れることになった。実際、杉山さんはアデレードに到着した当初、「人によっては話す英語がまったく理解できずに驚いたこともありましたが、徐々に慣れていきました」という通り、学校でもISECから始めたことでスムーズに留学生活に入ることができた。留学を始めて2ターム目からYear 10のメインストリームに編入し、今はYear 10の最後となるターム4も終盤だが、「メインストリームを楽しめています!」というように、授業についていくことに問題もなく順調に留学生活を過ごしている。留学生担当の先生からも「杉山さんは学習面も優秀で、いつも友達たちに囲まれて楽しそうに学校生活を送っている」と評価も高い。
日本の中学校では吹奏楽部に入っていた杉山さんは、アデレードハイスクールの音楽クラブでトランペット奏者としても頑張っている。「出なかった音が出るようになりました」と、週1回のクラブ活動を補うように家でも練習に励みながら上達に繋げている。学校ではイベントで演奏する機会が多く、既にこの約半年の間に4-5回ほどオーストラリアの国歌やアデレードハイスクールの校歌なども演奏しているという。杉山さんは勉強面だけでなく音楽でもしっかりと学校に馴染んで存在感を高めている。
一方、杉山さんには自分の課題も見えている。
日本では「学校でも結構発言をする方で学級委員もしていました」という杉山さんだが、現地ではまだ今のところおとなしく、まだ自分が出せていない部分があるという。
「英語での難しさがあります。例えば音楽のクラスではクラスメイトのパフォーマンスに対して感想を言ったりするのですが、日本語だといくらでも表現できることが英語だと難しいです。それが悔しいですし、英語を話せないことを何かの言い訳にしたくないです。やはり単語が大事だと実感していますので、これから単語力を伸ばしていきたいです」
杉山さんは仲の良い日本人留学生の友達と一緒に楽しく過ごしているが、その友達は今年一杯で帰国してしまうという。ただ、杉山さんはそのことを機会と捉えて、来年はローカルの生徒との繋がりを深めながらYear 11ではもっと積極的に自分を出せるようにしていくつもりだ。

笑顔で!
アデレードへの留学開始後、杉山さんには一つ将来の目標ができた。
「自分でコスメを作ってビジネスを展開したいです」 杉山さんは自分の周りで韓国コスメを使っている人をよく見かけるものの、輸入品のため値段が高いことに気づいたという。そしてコスメを自分で作ることを思いつき、Year 11では化学の科目も選択することにした。アデレードハイスクール卒業後はオーストラリアも含めて海外の大学進学も考えている。
最後に杉山さんがこれから高校留学する方へのメッセージを送ってくれた。
「私は最初の頃は人から話しかけられて答えられないということに対して怖い気持ちがあって『話しかけないで空気』を作っていたこともありました。でも、結局は話さないと何も伝わらないので『積極的に行くしかない』と思うようになりました。スポーツや趣味などある方はそれをこちらでも続けるとコミュニケーションのきっかけにもなるので良いと思います。とにかく笑顔でいれば大丈夫です!」
笑顔を大切に積極的に留学生活を楽しむ杉山さんの夢は、アデレードの青空のようにこれからもどんどん大きく広がっていく。

留学先
アデレードハイスクール (Adelaide High School)
West Terrace, Adelaide SA 5000
Website : adelaidehs.sa.edu.au
取材:2025年11月


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