留学生インタビュー(小中高校)

夢に向かって ー 山下 拓也さん(Takuya Yamashita / Year 11)

日本の中学校卒業と同時に、自分の夢への第一歩となる海外留学に飛びだした山下さん。Marryatville High Schoolでの高校留学生活ももう1年が経ち、忙しくも充実した毎日を送っている。


留学のきっかけ

「留学したい」。親に真剣に相談しはじめたのは中学校2年生の頃。すでに留学を経験していた2人の姉の影響が大きかったという。特に中学校1年生ときに、9歳離れた一番上の姉とオーストラリアを初めて訪れたとき、オーストラリアのフレンドリーな雰囲気にカルチャーショックを受けたという。また、ちょうどその頃、もともと大好きだった映画が「自分の将来の夢」として大きな存在になっていた。「アメリカの大学で映画制作を勉強したい。そのために高校では英語の勉強だけでなく海外の文化にも触れていたい」。
3年生になってようやく親からOKをもらった後は、アメリカ、カナダ、オーストラリアの選択肢の中から留学先選びを始めたが、治安のことと、何よりもオーストラリアで受けた2年前の印象が強く、最終的には高校留学の環境にとても優れたアデレードで夢への第一歩を始めることとなった。


夢に向かって

「小学校の頃、近所のアメリカ人のおじいさんのところに勉強を兼ねてよく遊びに行っていたこともあって、英語には結構慣れていましたし、学校でも英語は得意でした」という山下さんだが、実際に留学してみると他の国の生徒たちはもっとできる人も多く、特に英語で文章を書くことが難しくて、戸惑うことも多かったそうだ。それでもこれまで蓄積していた英語力と持ち前のがんばりで、当初予定していた1年間のISEC(高校留学生のための英語集中コース)も1タームでクリア。すぐに現地の授業プログラムに合流することとなった。
学校で出される課題の量がとても多いのと、将来目指すアメリカの大学への入学のことを考えると良い成績を残しておかなければならず勉強はとてもハードだが、ドラマやシアターテクノロジーなど、将来の映画制作の夢に結びつくプログラムはとても楽しいという。
また、中学校の頃からしているダンスも、ホストファミリーから紹介してもらった先生のところに毎週2回通っている。「実はダンスも夢の一つなんです。将来は映画制作かダンス関連の仕事をしていきたいですね」。


アデレード

アデレードでの生活にも随分慣れてきた山下さんだが、「何よりも素晴らしいホストファミリーと出会えたことが良かったです」。ホストファミリーを通じてダンスを続ける機会を得たり、世代を問わずたくさんの人と知り合って仲良くなることができたという。そして「アデレードはあまり大き過ぎない分、仲良くなった人たちとそのままいい関係を続けられるところがいいです」とも。アデレードで多くの出会いを経ながら、山下さんは夢に向かって前進している。

取材: 2010年9月


留学先
Marryatville High School(マリアットビル・ハイスクール)
170 Kensington Rd, Marryatville SA 5068, Australia
http://www.marryatvillehs.sa.edu.au/

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