留学生インタビュー(小中高校)

オーストラリアで見直す日本 ー 深沢 舞衣さん(Mai Fukasawa / Year 10)

日本の高校の留学プログラムでBrighton Secondary Schoolに留学中の舞衣さん。1年間の留学期間ももう半分が過ぎたが、アデレードでの生活はますます充実している。


留学プログラム

舞衣さんが在籍する宇都宮文星女子高等学校には「英語留学コース」があり、コース在籍者は学内での試験に合格後、アデレードに1年間留学することができる。今年1月から12月までの予定で現在アデレードに留学をしているのは舞衣さんを含めて総勢9人。それぞれアデレード近郊の別々の学校に分かれ、それまで勉強してきた英語に磨きをかけながら、英語で一般の教育課程を履修している。
「Brighton Secondary Schoolにこられて良かったです。自分に合っていると思います」という舞衣さん。学校の和やかな雰囲気や優しい先生、友達、ホストファミリーにも恵まれ、楽しく充実した毎日を過ごしている。また、栃木県出身で日本ではこれまであまり海を見る機会がなかったという舞衣さんだが、「いま住んでいるホストファミリーの家は海の近くなので、毎日海を見られて嬉しいです」。


日本 を見つめ直す

アデレード留学から帰国した先輩達の話からイメージしていたアデレードは "田舎"。でも実際に来てみると想像していたよりも"都会"だったとか。そしてもっと意外だったのは、日本を見る目が自分の中で変わったことだという。留学する前は「日本では政治とかの批判ばかりで、日本はダメなのかな」とか、「海外では日本のアニメは評価されているらしいけど、本当はそれほどでもないんじゃないのかな」と思っていたという舞衣さんだが、アデレードの街中を沢山の日本の車が走っていたり、日本のアニメに人気があることを目の当たりにした今は、日本を誇らしく思えるようになり、改めて日本の良さに気づくこともたくさん出てきたという。また、オーストラリアに対しても、「海がきれいだし、自然が豊かで動物を守ろうとする姿勢が素晴らしいです。それにオーストラリアの人達は和やかでおおらかです」と、日本にいたままではわからなかった等身大のオーストラリアも実感している。


将来の夢

保育園から英会話塾に通っていたこともあって、子どもの頃から留学や海外での生活への憧れを抱いていた舞衣さんの将来の夢は、通訳やツアーガイドをしながら海外で活躍すること。「単語がもっとわかればもっと自分のことを伝えられて会話を楽しめるのに」と、自分の英語ボキャブラリーの少なさを嘆いた留学当初だったが、今ではその数とともに将来の夢も日に日に大きく膨らんでいる。

取材:2011年6月


留学先
Brighton Secondary School(ブライトン・セカンダリー・スクール)
305 Brighton Road North Brighton, SA 5048 Australia
http://www.brightonss.sa.edu.au

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