親子留学

親子留学インタビュー <また帰ってきたい>

ハイゲート小学校
Haighgate Primary School

Year 6 犬飼 怜さん / Rei Inukai
Year 6 桜井 千尋さん / Chihiro Sakurai

日本で知り合い同士だった2家族で親子留学を実現した犬飼さんと桜井さん。アデレードで過ごした充実の10ヵ月間は、子どもたちの英語力だけでなく、異文化の理解や自分たちの将来の夢にも大きな影響を与えてくれた。

留学のきっかけ
犬飼さんは2011年5月、桜井さんは9月からそれぞれ始めた親子留学も、あっという間に2012年3月に終わりを迎えた。日本で仕事勤めしている犬飼 怜さんのお母さん、陽子さんが親子留学を実行するきっかけとなったのは会社の育休制度。かねてから考えていた親子留学をするには絶好の機会だった。検討を重ねて絞りこまれていった留学先はオーストラリア、中でも南オーストラリア州教育省のホームページが参考になり、そこに紹介されていたHighgate Primary Schoolの数々の写真が自分たちの留学のイメージをより具体的にしてくれたという。桜井 千尋さんのお母さん、紀子さんも「子どもの年齢を考えたら今しかない」と考え、陽子さん同様に南オーストラリアへの留学を決意。犬飼さんと桜井さんは「Highgate Primary Schoolに入りたい」と教育省にコンタクトをとった。

友達
日本を出発する前は友達ができるのか心配だったという怜さんと千尋さん。いざ留学生活が始まると、特に怜さんは初登校の日に「お腹が痛い」と言うほど、ストレスが大きい様子だったという。しかし、子どもの適応力は高く、お腹の具合も翌日には何事もなかったようによくなり、二人とも英語に苦労しながらも友達を作りながら毎日の生活はドンドン充実していった。怜さんは「わからないときには聞いてね」と優しく話しかけてくれる友達の存在がとても嬉しかったという。

またいつか
「休み時間が長くていい」、「クワイヤが楽しかった」(怜さん)、「リセスがあっていい」、「学校でやったディスコが楽しかった」(千尋さん)。友達も増え、殆どわからなかった英語が飛躍的に上達した二人にとって、今回の親子留学の一番の目的の「英語を身につける」ことはもちろん、オーストラリアの学校に入り、色々な国の人達と出会い、コミュニケーションをとることで、日本との文化や習慣の違いを肌で感じられたことも大きな成果だった。

4月から日本の小学校に戻って6年生になる怜さんと千尋さん。日本の生活に戻ることも楽しみだが、「来てよかったです。絶対ここにまた戻ってきたいですし、みんなと会って話したいです」とも。先ずは「メールアドレスを教えてもらったので日本に帰っても連絡したり、スカイプもしたいです」とオーストラリアの友達との交流を続けているつもりだ。

「10ヵ月だったので、本当はもう少しいたかったです。できれば2年くらいは」と陽子さんが語る一方、限られた時間での初めての留学生活を通して、怜さんと千尋さんの心には新しい世界が広がり、夢が膨らみ始めている。

取材:2012年2月

ハイゲート小学校
Haighgate Primary School
12 Hampstead Avenue, Highgate SA 5063 Australia
Website : http://web.highgates.sa.edu.au/official/

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