編集部オススメ情報

オーストラリアビザ情報アップデート②

DAMAについて

スポンサービザの申請をする場合、オプションの一つにDAMAがあります。DAMAとは、Designated Area Migration Agreementsの略で、指定された地域の移住協定です。通常、DAMAはオーストラリア連邦政府と州政府または地方政府の間で合意されます。その目的は、スポンサーである雇用主がオーストラリア人や永住者から適任者を見つけられない場合に海外の人材を採用することです。DAMAはノーザンテリトリーで2014年からあったのですが、2019年にDAMA2ができ、永住ビザにつながるオプションとして注目されるようになりました。2021年現在、下記のDAMAがあります。

  • Northern Territory
  • The Goldfields, WA
  • Great South Coast, VIC
  • Adelaide City Technology and Innovation Advancement
  • South Australia Regional
  • Orana, NSW
  • Far North Queensland

DAMAを使うメリットとして、様々なビザの条件が緩和されていることがあげられます。例えば、移民局のMLTSSLやSTSOLの職業リストにない職種がDAMAの職業リストにあります。TSSビザに適用されているCaveatは、DAMAを使えば適用されません。必要な職務経験や語学力、年齢の上限、最低賃金に関しても条件が緩いため、他のビザを通じて永住ビザを取得できない場合でも、DAMAを使うことによって永住ビザを取得することが可能になる人もいます。ただ、DAMAを使えば、どの地域でもこれらの免除を得ることができるのではなく、それぞれの地域のDAMAによって条件は異なっており、それぞれの職種ごとに更に細かな条件が設定されています。

DAMAの主なプロセスは、下記の通りです。

  1. Designated Area Representative (DAR)に申請
  2. 移民局にLabour Agreementの申請
  3. 移民局にノミネーションの申請
  4. 移民局にビザの申請

DAMAでは、ビザ申請者の条件が比較的緩いためDAMAを申請したいという問い合わせは増えましたが、実際に申請まで行かれる人は少ないです。まず、スポンサーとなる雇用主を見つけて、移民局が設定したlabour market testingの条件を満たす求人広告を28日間以上出す必要があります。また、Labour market testingが有効である4カ月以内にノミネーションまで申請する必要があります。さらに、従業員の30パーセント以上が海外の従業員の場合や、雇用主や従業員が過去にビザの条件を破っていた場合、および最低限求められた求人広告しか出していない場合では、Labour Agreementを認めないと最近移民局からDARに連絡がありました。これらの条件に対して、DARは引き続き移民局と交渉をしているようです。

記事制作協力:TK Migration

*1 Department of Home Affairs, Designated Area Migration Agreements,
https://immi.homeaffairs.gov.au/visas/employing-and-sponsoring-someone/sponsoring-workers/nominating-a-position/labour-agreements/designated-area-migration-agreements, accessed on 8 July 2021.