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Interview

携帯電話会社 (株)エーブルネット の 代表取締役社長
山口正人 インタビュー

【山口正人 ヤマグチマサヒト】


プロフィール

1950年生まれ。ニューサウスウエルズ大学オーストラリア経営大学院にて MBA (経営学修士号) を取得。
(株)高島屋、パリ・タカシマヤを経て豪州系、英国系投資銀行でアソシエート・ディレクターを勤める。

1988年ビザコンサルティング、人材紹介、留学、通訳会社 (株)日本ブレーンセンターオーストラリア (NBCA)  を設立。
豪州におけるビザ取得のためのコンサルティングとその手続代行、人材紹介・派遣、ランゲージ・サービス、教育事業などを、オーストラリアを含め4カ国で手がける。最も長い豪州移民申請代理人の資格を持つ。

2006年 携帯電話会社(株)エーブルネット の 代表取締役社長。
2007年 人材紹介会社(株)V7 の 取締役に就任。
豪州最大の日系組織JCS (シドニー日本クラブ) の副会長。


著書に『オーストラリア・ビザ・ガイド』(アルク出版)、『自分がいなくてもまわるチームをつくろう!』(明日香出版社)

アデレードで日系携帯電話会社をお探しの時は
エーブルネット

エーブルネットとは、どの様な会社でしょうか?

エーブルネットは2006年9月に立ち上げた日本人及びアジア系の方々への携帯電話サービスを中心とした会社です。キャリアとしてはボーダフォンのネットワークを使用しており、特徴としては国際電話 IDC の非常に価格競争力のある商品を、ある所と業務提携しており、それが今、非常に日本人及び韓国の人達に評判が良い状況です。
 

会社の立ち上げ時には、シドニーの商工会議所、日本人会、ジャパン・クラブ・オブ・シドニー(永住者の会)、総領事館から領事の方、商工会議所の会頭・小橋さん、JCSから宮下会長が来て頂いて、日系企業の立ち上げとしては非常に珍しいのですが、日系のコミュニティの多くの方々からサポートされて、この事業が始まりました。
同業の他社さんが数社あるのですが、そういった形でスタートした会社は1社ぐらいで「非常に我々は運が良かったな。」と思っています。

 

非常に注目されてのスタートですね。

はい、そうです。

同業他社が数社あるかと思いますが、最後発になりますか?

そうです。日系マーケットをフォーカスした企業としては、現在、最後発です。
あれから2年弱経っているのですが。

どの様な想いがあってエーブルネットを立ち上げ、マーケットに参入されたのでしょうか?
その経緯を教えて頂けますか?

実は、当初エーブルネットで携帯電話から日本語の WEB が読めたり、日本語で E‐MAIL が送れたりという様な新しい技術を導入して、サービスを開始したのです。
自分達の誇りとしては、そのイノベーティブな、今まで誰もやっていない様な。
携帯の世界ってすごく技術革新が早いのですよ。日進月歩で新しいシステムなり、サービスが開発されて行く。
で、我々も日本語機能を初めてオーストラリアで導入しました。

ところが実際に稼動してみると、オーストラリアのシステムとの不具合等、色々な問題が出てきました。
試験的に色々やった段階では良かったのですが、実際に色々な機種に導入して行くと、不具合が多くてお客様にご迷惑をかけられないので、「もうやめた」と…

ただ、その後すぐに我々はIDCという、10分以内であれば、通話料・接続料全部含めて70円で日本の固定電話にかけられる素晴らしいサービスをスタートしました。これは本当に超革新的だった。
未だにそれは、どこも導入できない唯一のサービスです。 

我々は日本の携帯電話サービスに、出来るだけ近いものを導入しようという事で、エーブルネットの携帯電話同士だったら通話料が非常に安くなるとか、それこそ、接続料だけで通話が無料になるとか、日本の携帯電話のサービスに近いものを導入していってます。これはまったく他社は真似できない。
料金的にも、おそらく一番安いと思います。

 

ユーザーとしては非常にうれしい。

そうですね。

ただ、逆に儲かっているのかな?と・・・

おっしゃる通りなのですが、実は我々は非常にボーダフォンと良い関係があり、正直申しますと、おそらく同業他社の中で一番良い料金設定をもらっている、かも知れない。(他社の料金はわからないですが・・・) 
だから採算的にはちゃんと合ったビジネスをやっています。

なるほど。約2年経ちましたが、当初の2年の計画と比べて現状はいかがしょうか?

もちろん、当初考えていたよりも(成長が)スローな部分もあったのですが、
実は今ある大手の通信系の会社と業務提携で最後の詰めをしています。
そことの業務提携が実現すれば、日系の競合他社を抜いて、エーブルネットがトップになる可能性は非常に高いでしょうね。そのサービスを実現するのが、ひとつの大きなステップになります。
実現すれば、色々な事業展開ができると思います。

現状において、シドニーを中心にケアンズなど色々な形のサービスを行っていますが、拠点を置いてのサービスではありません。
だから、先ず我々の方針として、シドニーを固めて、もう採算はのっているのですが、更にケアンズ、ゴールドコースト、アデレード、メルボルン、パース…などに拠点を置き、全国展開していきたいと考えています。
 

ありがとうございます。今お話があった近々強力なサービスが出るという部分も含め、
エーブルネットさんは、今後どの様な方向で2,3年先に進んでいくのでしょうか?

すでに日本の大手・携帯電話の会社と業務提携してサービスをさせて頂いているのですが、その割合はまだまだ小さな規模です。

その理由として、例えば成田空港に行くとわかりますが、Docomoさん、auさん、ソフトバンクさんが、日本の携帯電話を海外ローミングして持って行けるサービスを実施しています。
あれは実際は、“国際電話”なんです。日本のお客様がオーストラリアに来た時、例えばシドニー在住の方がシドニーに来た友人の海外ローミング携帯に電話すると、一旦通話は日本に飛んで、その日本からまたその友人の携帯電話に行くのです。
着信した本人もチャージされる。とっても高いですね。本来ならば国際電話をかける必要は何もないですよね?

だから我々はそういった旅行者にも、それこそ1週間や2週間でも、半年でも1年でも、短い日数からそういう人達がこっちに来た時に、シドニーのローカル・コールを、我々がローカルで使っている電話料金体系で電話をして頂く。当然料金を考えたらそっちの方が問題にならない位良い訳なのです。通話料が 何十分の一となりますから。
そういうのは、やはりお客様の利便性を考えたら、我々が告知しお客様にそれを知って頂ければ、こんな良いサービスはないわけなんですね。
だから我々はそれをきちっと出来るようなサービスを今後もっともっと日本に広げて行きたい。 

それと IDC。シドニーから日本に電話して頂いた時に、なんと10分話せて70円。
だから東京から横浜へ通話したのと変わらないか、それより安いかも知れない。
そういったサービスをちゃんと理解して頂ければ、必ず我々のビジネスはお客様に喜んで頂ける。
  

そう考えると、まずオーストラリアにきちっと拠点を構えて現地のお客様に喜んで頂く。
次に日本からオーストラリアに来られるお客様にそういったサービスをきちっと提供出来るようにする。
そして今度は日本だけではなくて、東アジアの韓国、中国、台湾、香港といった方達がオーストラリアに来られた時にも、同じ様なサービスを提供していきたい。
そういった事を3年以内に実現したいと考えています。

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