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シネマニア!!  Vol.5
P.S. I Love You

~ストーリー~

"つつましくても幸福な人生"を信じて疑わなかったホリー(ヒラリー・スワンク)に突然、襲いかかった最愛の夫(ジェラルド・バトラー)の死。彼の死を受け入れられず、絶望に打ちひしがれる彼女のもとに、一通の手紙が届く。その手紙の差出人は亡き夫だった。それから毎月1日になると消印のない夫からの手紙が届くようになる…。最愛の人を失った悲しみと、最愛の人に出会えた幸せをかみしめながら、徐々に生きる力を取り戻していくが…。


~シネマニア 好き勝手寸評~

オープニングはいいとこ突いています。どこにでもある男女間のケンカですね。なぜ男と女ってケンカすると絶対に交わらないのでしょうね。絶対、違う道にいってしまいますよね。最初、同じ場所でケンカしていたのに、気づいたら川か何かを挟んで微妙に違う場所に立っており、そのうち、どんどんどんどん川幅が広くなって、なんか必死に声を張り上げてるけど、お互い届かない、みたいな(笑)。きっと、大事な部分やわかって欲しい部分が完全に違うんだと思います。この映画を見ていて男は男の主人公を、女は女の主人公を「そや、そや」と応援してしまうはずです(笑)。要は永遠のテーマだから、身に覚えのある人に対して「男女間のケンカは日常茶飯事なんだから、気にするな!」という前向きなメッセージにも取れましたし、仲直りの仕方も、あまりに僕個人的にも似ていて笑ってしまいました(ベッドでおどけたりはしませんが…)。

ストーリーもまあまあ期待させるし、テンポや演技もいいのですが、どうしても個人的にヒラリー・スワンクに入れない…唇が大きいのもあるのでしょうが、時々角度によってミック・ジャガーに見えてしまう。特にミリオンダラー・ベイビーもやってますから、スタイルが良いというよりボクササイズかなんかで鍛えた肉体に見えて、どうも恋愛的にならない…案外、これは男の平均的な感想を突いているんじゃないかな、と思っています。逆に女性は気にならないところでしょうね。

あとは亡き夫を辿りながらの旅の途中で、あんなに簡単に別の男と寝てはいけないですよ。最後にいい振りがあるのだから、あれでいいじゃないですか。ラストは十分な表現でスッとはいってゆけるのに。いくら亡き夫の親友といっても…う~ん、文化の違いというか、西洋人の性の考え方ですよね。パートナーを亡くして、なぜそんなに急いで次を見つけなくちゃいけないのか?気の済むまで一人でいたらええやん!と思います。僕はやっぱり東洋人の奥ゆかしさのほうが好きです。まして現実ではない映画の世界にこそ、そういう純愛が残っていてもいいのではないかな、と思います。他の人と寝ても寝なくても亡夫に対する気持ちは一緒って言われてもねぇ…やっぱり情が入ってゆかないですから。

でも、そういう西洋文化を割り切って、そこを頭の中でデリートして観ると、意外と忘れていたことに気付かせてくれる、浅いようで深いような映画ではありました。できればカップルで観ることをお勧めします。

詳細は、http://www.movie-eye.com/lineup/2007/08/pspsi_love_you.htmlまでどうぞ。

(シネマニア評価:★★★★★★ :星10ヶで満点)