特集 オーストラリアのスポーツを楽しもう
AFL (Australian Football League) 観戦

オーストラリアで広く行われている冬のスポーツで、
特にビクトリア州、南オーストラリア州では絶大な人気があるのが、オージールールズ とも呼ばれている フッティー (Footy)。
メルボルン発祥のスポーツであるフッティーは、
今年150周年を迎える特別な年で、
ただいまシーズン真っ只中。
アデレードで、一冬過ごすと、新聞の裏表紙(スポーツ面)が、いつもフッティーの話題であったり、週末にテレビで放映されているので、人気の凄さが実感できる。
スポーツ大国・オーストラリアでも人気ナンバー1 プロスポーツがこのフッティーなのだ。
今回は、そんなフッティーのプロリーグ AFL のスポーツ観戦特集です。
ところで、「フッティーって何?」 「エー・エフ・エル って読むの?」 という人も実際には多いのでは?

AFL フットボールとは?
響きからもわかるとおり、フットボール系競技で、元々クリケット選手の冬季トレーニングとして始まったもの。
バスケットボールや、親戚のようなスポーツであるアメリカンフットボール(アメフト)より長い歴史を持つフッティーは、1858年にメルボルンで発祥、今年150周年を迎えた。
最もオーストラリアらしい、豪快かつスピードのあるゲーム展開が魅力のスポーツなのだ。
ここで簡単に、
このオーストラリア式フットボールの特徴と簡単なルールをご紹介しよう。

楕円形 (オーバル) のグラウンド
競技場によって大きさは違うが、広大なグラウンドが特徴で、
ゴール間(縦幅)は約170m と、
サッカーグラウンドの105m (Wカップ や Jリーグなど) と
比べると約1.5倍長く、グラウンドの幅(横幅)も、
真ん中の一番広い所だと約140mあり、
サッカーの68m の2倍になる。
両端にそれぞれ4本ずつゴール用のポールが立つ。
メルボルンにある MCG(Melbourne Cricket Ground)や
テルストラドーム、AAMIスタジアム等、
観客席も5万人~10万人収容出来る程大きいのが特徴。
元々クリケット選手のオフシーズン用スポーツが起源と言われていて、グラウンドはクリケットと共用できる。
基本
18人 対 18人で試合を行う。
相手チームの守備陣をかわしながら、ゴールポール間にボールを蹴り入れ、得点を競うスポーツ。
試合終了時に、得点が多いチームが勝利となる。
ボール
皮製でラグビーボールと同じ楕円形だが一回り小さい。
試合時間
1クォーター20分 の 4クォーター制 (quarter― 4分の1)。
1クォーター20分だが、ロスタイムを含めると、実質30分弱になる。
得点の種類
ゴールとビハインドの2種類がある。
「ゴール」 6点 ・・・ 中央の二本のポール間にボールを蹴りこんだ場合。(高さの制限はない。)
ポール審判が両手人差し指で前方を指差してゴールの合図をする。
「ビハインド」 1点 ・・・ 外側のポールと中央のポールとの間に蹴りこんだ場合。
他に、中央の柱にボールを当てたり、他の選手にタッチした後ゴールしたり、
キック以外でゴールしたり、オウンゴールの場合もビハインドになる。
ポール審判が片手人差し指で前方を指差してゴールの合図をする。
ルール
選手はボールを蹴るか、ボールを手で打つハンドパスをしながら相手ゴールに攻める。
フッティーの独自のルールの1つ 「マーク」。
シンプルなルールのフッティーなので、この「マーク」を理解するだけで、観戦時に盛り上がることが出来る。

「マーク」 ・・・・ 15メートル以上離れた他選手がキックしたボールを
ノーバウンドでキャッチする事。
キャッチした選手は、そのまま試合を続けるか、フリーキックを選べる。
ゴール前でこのマークが成立すると、その後のフリーキックで得点につながる事が多い為、攻撃選手、守備選手の攻防が激しく、ファインプレー等のドラマも生まれる。
スタジアムでのライブ観戦時は、テレビに映らない選手の動きにも注目すると面白い。
知っておくとより楽しめる、その他のルール
・ ボールを投げてパスすることは出来ない。 パンチをするようにパスはOK
・ ボールを持って走る選手は15メートル毎に、
グラウンドにボールをつけなくてはいけない。
そのため、バスケットボールのようにボールを地面にあてて、
跳ね返ったボールを取りながら走る。
・ ボールを持った選手の、肩から下、膝から上にのみタックル可能。
タックルを受けた選手は、ボールを離さなくてはいけない。離せない場合は、相手チームのフリーキックに。
・ 「ラックワーク」 ・・・ 審判がグラウンドにボールを叩きつけ、高くバウンドしたボールを、
両チームの代表選手が競り合い、ボールを見方にパスするプレー。各クォーター開始時などに行われる。
・ ボールが取り合いで団子状になった場合は、審判のホィッスルの後、ラックワーク で試合再スタート。
・ ゴール(6点)の後は、グランド中央から、ラックワーク で試合再開
ビハインド(1点)の後は、守備チームのゴールバーから、守備チームのフリーキックで試合再開
・ ボールがグラウンドの外に出た場合、審判がグラウンド内にボールを大きく弧を描くように投げ込むことで試合を再開する。
ただし、故意にボールを外に出した場合や、ノーバウンドで外に出した場合は、相手ボールのフリーキックに。
・ 試合中に選手へのイエローカード、レッドカード等による退場はなく、後日裁定委員会が決定する。


