モダン・オーストラリア料理。既にご存知の方も多いと思うが、オーストラリアで手に入る新鮮な食材を使い、イタリア料理、フランス料理を中心とした西洋料理をベースに、アジア料理の素材や調理法を取り入れ、融合された料理の事。すっかり定着した感のある、オーストラリアで最も人気の料理の一つである。
日本の食材/料理法も、天ぷらや日本のパン粉、醤油、ポン酢、蕎麦、和牛、寿司等が、モダン・オーストラリア料理としてアレンジされ、取り入れられているのが有名。
今回は、ノースアデレードのメルボルン通りのランドマーク的建物であり、2006年、07年と連続して「ベストレストラン」賞も獲得した、評判のモダン・オーストラリア料理が食べられるレストラン、ライオンホテルを紹介しよう。

ここライオンホテルは、元々歴史的建造物であったが、1997年12月、2年間の改装期間を経て、現代風にアレンジされ生まれ変わった。昔ながらの建物を使用しているので、天井が非常に高く、一部の天井と通りに面した壁をガラス張りにし、開放的な雰囲気となっている。
また、オープンキッチンになっているので、シェフのそのプロフェッショナルな腕を振るう姿がライブで見られるのも面白い。


メニューは季節に合わせて変わるが、その中で今回は何点かお勧めをご紹介しよう。
オントレーからは、オイスター。 半ダースを2人でシェアすることも出来る。
(Oyster Miso Shooter with Enoki amp; Chilli)
特にOyster Kilpatrick は、他の店のウスターシェアソースをベースにした味と違い、甘醤油と米酢がベースで、日本人好みの照り焼きに似た、ほのかな甘みのある美味しさが特徴。うまくアジアと西洋がミックスされている。
Confit Garlic Mash, Tomato Relish & Peppercorn Sauce
メインコースで、地元の人に人気なのが、南オーストラリア州南東のクーロンで育てられたアンガス牛の最高クラス AHAグレードのスコッチ・フィレを使ったステーキ。
レシピはシークレットとの事だが、ドライシャロットやハーブで作られた特製マリネードを表面に塗り、ゆっくりローストした後、炭火焼風に焼き上げられる。「こんなに柔らかくて、こんなに美味しいのか・・」 と、オーストラリアの牛肉の素晴らしさに、唸ってしまう事間違いなし。
Rosti, Sauteed Asparagus and Tomato, Ginger &
PreservedLemon Chutney
ここの料理は、素材にこだわり、味付けや調理方法をシンプルに、素材本来の持ち味を最大限に引き出しているのが特徴である。
口に入れると、オーストラリアの大地で育てられた野菜や肉の素材本来の旨みが、ライオンホテルならではの味付けと共に口の中に広がる。
マレー・スミス エグゼクティブ・シェフにお伺いすると、「日本人は、魚が好きな人が多いと思うので、新鮮な魚を日替わりで出している "Fish of the day" はお勧め。日本料理とは又違う、魚の美味さを堪能できる」との事。
ちょっとおしゃれをして、デートや記念日に出かけてみてはいかがだろうか?
おまけ情報
・レストラン内でも、隣接のパブでも、「アサヒスーパードライ」が生で飲めるのが日本人にはうれしい。
置いた当初は名前も知られていなくてさっぱり売れなかったが、最近は、オージーにも人気が出てきたとか・・・
The LION Hotel
161 Melbourne Street North Adelaide SA
08-8367-0222
www.thelionhotel.com
営業時間 ランチ 正午-15:00(日曜-金曜) ディナー18:00-22:00 (月曜-土曜)
予算 Entree 15ドル前後 Main 25~30ドル前後 Dessert 12ドル前後
2006年11月13日取材

