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Interview

大吉オーナー アンドリュー氏の焼き鳥人生 中編



オープン後の大吉

アデレードで開店準備

 

2004年7月、故郷アデレードの地に「DAIKICHI」のビジネス・プランを持って戻ってきた。その時、アンドリュー氏は、オーストラリアに逆カルチャーショックを感じたそうだ。

「ここ8,9年のオーストラリアは好景気のせいか、“頑張らなくてもお客さんが来る”、“これでいいや!”という雰囲気の店が多い気がした。」
競争の激しい日本で商売する事の厳しさを味わい、それでも4年間店を繁盛させた人ならでは言葉だ。改めて、強く理想を胸に、大吉オープンへの一歩が踏み出された。

 

オープンまでの道のり


物件確保や店舗設計が順調に進む中、工事に必要な許可が待てど暮らせど役所から下りなかった。
誤算の連続の中、ついにクリスマス・シーズンに突入。この時期、オーストラリアでは、(業者は)何も動かないというケースも多く、3ヶ月での開店予定が延々となり、ついには年末と重なり、オープンのタイミングは益々不利になっていくばかりだった。

ようやく2004年の年末に許可が下り、工事を始められると思ったら、今度は業者から信じられないような金額の見積もりが・・・。しかし色々な人の手助けや、業者の変更などもあり、何とか初回の見積もりの6割で落ち着く結果となった。

そんなアンドリュー氏が当時を振り返って言う。
「開店まで順調に進むかと思ったけれど、役所の手続きが最も大変だった。
振り返ると、半年でオープン出来ただけでも早かったのだが、これが日本であれば、1~2ヶ月で出来る事。
特に工事が始まるまでに時間が掛かり大変だった。」

やはり、オーストラリア人にとっても、役所や業者のレスポンスの遅さには、参ってしまうようだ。

無事、オープンに漕ぎつけた『DAIKICHI』だったが、最も大きな試練は、なんとオープン当日に起こるのだった・・・

次号、波乱の最終回

 Hibiki Magazine 2007年秋(4月-6月)号 より

カウンター越しのアンドリュー
一つ一つ丁寧に仕込みをされた焼鳥