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シネマニア!!  Vol.4
Fiddler on the Roof (屋根の上のバイオリン弾き)
 

 

~ストーリー~

ロシア革命前夜のユダヤ人迫害を背景に、
ウクライナのユダヤ人一家の生活を描いたミュージカル。
J・スタインのブロードウェイ劇をもとに映画化。

ウクライナに暮らす貧しいユダヤ人テビエ。
彼の娘たちが、次々と結婚して家を出ていく。
そして彼もまた、ユダヤ人の国外追放によって、家を出なければならなくなる… 


 

 

~シネマニア 好き勝手寸評~
 
本来、僕は映画でのミュージカルはNG体質なのですが、この作品は特別です。

 どうしようもない人間の惨さや悲劇を、見事な寸止め具合で前向きに描いている。
テーマとは裏腹に喜劇に観えるシーンすらあります。

 主人公のテビエを通じ、物事には「こういう捉え方があるんだな」と、素直にうなづいてしまう事しばしば…
人生を豊かにしてくれる映画というのは理屈抜きに素晴らしいものです。


 最近、日本から送ってもらった 『日本昔ばなし』 のビデオを良く観るのですが、本当に良い作品というのはリメイクなんてする必要がないんですよ。当時のままの作風で、どんな時代の人々の心でも、なんなくとらえる事ができるんですね…技術の進歩も大事ですが、優先順位の一番ではないのが良くわかります。

 今回の 『屋根の上のバイオリン弾き』 も1971年の作品であり、すでに37年経過していますが、映画からみなぎっているエネルギーは決して色褪せていません。この時代なのであたり前ですが、CGや派手な演出もなく、人間同士のお芝居のみで約3時間の上映時間を「長い」と感じさせないのは、本当に作品自体に力があるのでしょう。

 いつの世も 『本物』 は流行に左右されることなく残ってゆくものですね…



(シネマ二ア評価:★★★★★★★★★★/10点中10点、文句なしの満点です)