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Interview

では、続いてマイケルさんのお仕事についてお伺いしたいと思いますが、まず南オーストラリア州政府観光局(SATC)は、どのような役割をしているのか教えていただけますか?

メインの業務は、南オーストラリアを観光客の旅先地として、プロモーション活動するのが仕事です。
具体的には、観光客にあわせた、素晴らしい旅を提案し、結果として、観光産業を中心に、地元南オーストラリア経済が潤うように活動しています。

南オーストラリア州政府観光局は、日本に向けてのどのような活動をされているのですか?

日本で、観光地としてのアデレードや南オーストラリアの知名度を高める活動をしています。
その為の主要業務として、「消費者向けのメディア展開」をしています。
日本のテレビ番組や雑誌を南オーストラリアに招待して、レポーターや記者の方々に色々体験してもらい、日本に帰ってから、南オーストラリアを番組や記事で取り上げてもらっています。

また、そのバックアップとして、日本での旅行会社さんと力をあわせています。
JTB、近畿日本ツーリスト、日本旅行、JALPAK 、HIS 等の大手の旅行会社、また小規模の旅行会社などとタイアップして、南オーストラリアへのツアーを造成、販売が出来るよう努力しています。

その中でマイケルさんは、どのようなお仕事を担当されているのでしょうか?

2002年の9月から、日本市場のマーケティングの責任者になりました。
東京にマーケティング・エージェンシーがありまして、私と一緒に、日本での色々な活動をサポートしてもらっています。
又、日本以外にも、香港、中国、シンガポール、マレーシア等、アジア全域を担当しています。

何か、日本で進めているプロジェクトはありますでしょうか?

カンタス航空

今は、ちょうど、日本から帰ってきたばかりのところで、色々企画中です。
だいたい日本では、東京発はカンタス航空とタイアップして、旅行会社とアデレードのツアーを造成しています。
大阪、名古屋に関しては、アデレードへのアクセスが便利なシンガポール航空、キャセイ航空等と組んでツアーを造っています。

 

色々な国を担当されていますが、マーケティングをされていて、日本ならではの特徴はありますか?

沢山ありますよ。日本のマーケットはいつも違う、特殊なマーケットなのです。
南オーストラリアを売り込む時、マーケットによって全く違う商品に力をいれています。
例えば、ドイツならアウトバック、フリンダース山脈、クーパーピディーの地下の家。
アメリカなら年配の夫婦がターゲットなので、サザンオーシャンロッジがオープンしてから、特に、カンガルー島。
シンガポールやマレーシアなどのアジアなら英語を話せるし、セルフドライブも出来るので、フルリオ半島, アデレード山脈のドライブ等ですね。

日本は…と言うと、本当に成熟したマーケットで、パッケージツアーの販売はかなり苦労しています。
なぜかと言うと、旅慣れた人が多くなって、そういう人達は、柔軟性のない(inflexibleな)ツアーにあまり参加したくないものです。けれど、言葉の壁があるので日本語ガイドがつかないと不安に思う人がまだ多いのです。そのバランスが、非常に難しいですね。

日本ではメインターゲットを熟年層・行動力のあるシニア層においていますが、その方達には、南オーストラリアの売りであるワイルドフラワーやジャカランダ、アデレードのライフスタイルを気に入っていただいています。
アデレードをジャカランダで売り込んでいるのは、世界で日本だけです。

フリンダース山脈
クーバー・ピディー
大陸横断鉄道"ザ・ガン"
街中に咲くジャカランダ
 

団塊の世代が退職して、熱い市場として日本でも注目されていますが、反応はいかがですか?

ご存知だと思いますが、今、日本のマーケットは、残念ながら若い人はあまり海外旅行に行っていません。プラズマテレビやi podなど、電化製品に(支出している)。もちろん、円安や燃油税(Fuel surcharge)などの影響もあるかもしれませんが・・・・
若年層はあまり動いていないのですが、シニア層は、時間にもお金にもゆとりがあり、ハードルが少ない点もあり、シニアのマーケットをフォーカスしています。

来る前の知名度はあまり高くないので、「何があるのか?どうしていくのか?」なんだけど、
一度来ると、リピーターになり、口コミの評判もすごく高くなります。
実際に、アデレードに来て頂いた方にお会いすると「こんなに良いのですか!」と言って頂いて、不満足だった人に、今まで会った事がないのです。みなさん、アデレードに恋しちゃうんですよ(Fall in love with Adelaide)。」