
世界で最も有名な豪華客船「クイーンエリザベス2世」号が、今年、103日のお別れ世界一周クルーズで世界を周っている。
1967年に就航したクイーンエリザベス2世号は、1985年2月19日にアデレードに初めて寄港して以来、今回が8回目(1778人に乗客と共)にだった。(オーストラリアには29回)
6300万ドル以上の費用を費やし建造され、1967年9月20日に就航したクイーンエリザベス2世号は、イギリスの女王エリザベス2世にちなんで命名されたと思っている人が多いが、実は1968年に引退した初代のクイーンエリザベス号の後継であることから、クイーンエリザベス2世号なのだ。なので、厳密には、II(2世号)ではなく、2(2号)が正しい。
1969年から2004年までキュナード社のフラッグシップを務めた。
この世界一周が終わると客船としては引退し、今年の11月、アラブ首長国連邦・ドバイで海上フローティング・ホテルになる。
このクイーンエリザベス2世号は、色々なエピソードがあるので、ちょっと紹介しよう。

この船は、最大32.5ノット(時速 約61km)で航行する事が出来、同時代の遠洋定期船と比べてはるかに速かった。バックでも19ノットのスピードが出せる。実際、就航間もない1970年、大西洋横断をたったの3日と20時間32分という記録を出している。そのようなスピード性能から「海のグレハン(greyhound of the seas)」とも呼ばれている。
41年の歴史のあるクイーンエリザベス2世号は、数々の改良が加えられており、1986年には蒸気エンジンから、ディーゼルエンジンに変更されている。
この40年で25回の世界一周を行い、数百人のセレブを含む、250万人の人達をのせ、560万海里を旅している。これは歴史上、一番なのは、言うまでもない。
又、800回の大西洋運航を行い、歴代25人の船長がいた。
現在は、2004年に建造・就航したクイーンメリー2号が、クイーンエリザベス2号の後継としてキュナード社のフラッグシップ、そして大西洋航路を引き継いでいる。

それでは、アデレード寄港当日のレポートに。
3月2日 早朝まだ星空の中、GO GO ADELAIDE取材班は、アウターハーバーに飛んでいった。
日の出の7時に、アウターハーバー・国際ターミナルに着岸予定で、取材班が港に到着した6時半前。すでにクイーンエリザベス2号は港に入ってきていた。ターミナル近辺には、一般の人々のアクセス制限があったが、クイーンエリザベス2号を一目見ようと日の出前から人が集まっきていた。
タグボート等に先導されながら、180度の方向転換を行い、着岸に向けてゆっくりと、作業が進められた。残念ながら、船のボォーーーーという警笛等は聞けなかったが、目の前で初めて見る豪華客船の大きさには、圧巻だった。
しかし、乗船客の人にとって、海の玄関口・アウターハーバーを通してのアデレードの第一印象は、どうだったのだろう?周りにはまったく何もない・・・・。
せめて、グレネルグ位の規模の港町であれば、又印象が変わったかもしれないが・・・
ぜひ、ビデオレポートで雰囲気を感じて欲しい。
出港する午後5時には、クイーンエリザベス2世号を一目見ようとする人達が最高潮に達したようだ。
今回、見られなかった人も、これからの2008-2009 シーズンで豪華客船が17隻来るので、是非見に行って欲しい。
3月4日にオリアナ号(イギリス船籍 69153トン)
3月30日にサン プリンセス号(メキシコ船籍77000トン)が寄港予定
2005-06 シーズンの豪華客船の寄港は、州に253万ドルの経済効果を与えたとの発表もある。
追加情報
日本でも、クイーンエリザベス2号を最後に見ることが出来る。
2008年3月19日に大阪港天保山岸壁に入港予定で大阪が日本国内唯一の寄港地になる。
これが、最後の見るチャンスになるので、お見逃しなく。

