AKKYの 「食」 レポート 第九弾!
レシピ紹介 スペインのお袋の味 「 ソパ・デ・アホ(にんにくのスープ) 」
第9回目の今回はレシピの紹介。スペイン料理から。
南半球は長かった冬を終え、春になろうとしている。あちらこちらで春を感じ始める今日この頃。
しかし、季節の変わり目はなにかと体調を崩しがち。
かく言う私も、数日後にマラソンのレースを控えておきながら風邪を引くという失態。
こんな時こそ、あのスープを作るしか無い!!
体調を崩しているときこそ、食事に気をつけなくてはならない。
そこで、スペインのお袋の味 ソパ・デ・アホ (にんにくのスープ) のレシピを伝授しよう。
このスープはにんにくとチョリソがたっぷり入っていて、食べているうちに体がぽかぽかと温まってくる。
このスープで体を芯から温めて風邪の予防及び撃退をしてしまおう。
ちなみにスペイン語ではにんにくのことをアホと言う。

ここで豆知識。
にんにく だが、その効果は思いのほか素晴らしい。
特有のにおいの素でもあるアリシンというアミノ酸が含まれているが、この化合物の効果は血液循環の安定、コレステロールの抑制、風邪やインフルエンザのウイルスの殺菌など、健康維持にはもってこいの食品。
その効果から天然の抗生物質とさえ呼ばれている。
生で用いると刺激が強く胃を痛める場合もあるが、加熱して食べればもちろん問題ない。この季節にもってこいだ。
チャイナタウンでどこでも購入できる。
もう一つの材料 チョリソ とは豚肉のソーセージのことである。
サラミの様に乾燥熟成させてあり、生で食べることも出来るし、煮込み料理のだしとしても用いられる。日本では辛いソーセージのことをチョリソと言うことがあるが本来のチョリソはそれほど辛くない。
スペインが中南米を征服した際に食文化も中南米に伝わり、辛さなどが加えられてメキシコ料理などに使われた。その流れが日本に入ってきたことから辛いソーセージというイメージが付いたのだろう。
今回はセントラルマーケットの中ほどにあるお肉屋さん
Standom Smallgoods Butchers (08-8231-0541)で Spanish chorizo (スパニッシュ チョリソ)を購入。個体差があるが、一本200gで$2ほど。
それでは早速調理に取り掛かる。

材料 (2人前)
にんにく 3片(スライス)
チョリソ 40g(千切り)
バケット 6枚
卵 2個
鶏がらスープ 又は 固形スープを溶かしたもの 600cc
コリアンダー 少々(ざく切り)
塩、こしょう 少々
オリーブオイル 少々

じ~っくりと火を通す。(極々弱火) 【写真 右】
鍋を傾けて、にんにくがひたひたになるくらい
オリーブオイルを入れる。
炒めるというよりはオリーブオイルで
煮るイメージでゆっくりと。。。10分程。
菜ばしなどでかき混ぜ、均一に火が通るように。
火が強すぎると、にんにくがすぐ焦げてしまうので
気をつけて。
② にんにくがきつね色になるまで火を通す。 【写真 左下】
じっくり火を通すとにんにくはしんなりする。カリカリにする必要は無い。


③ 火を少し強めて、チョリソを加える。 【写真 右上】
にんにくとチョリソから、じっくりと旨みを引き出す気持ちで。

④ スープを加え20分ほどことこと煮込む。 【写真 右】
にんにくとチョリソの旨みが出てくるが、
足りない場合は固形スープの素などを足す。
⑤ 塩、こしょうで味を整え、隠し味にしょうゆを数滴たらす。
⑥ 卵を落とし、さらに5分ほど煮込む。
⑦ バケットを落とし器によそう。
⑧ コリアンダーをのせて出来上がり。 【写真 左下】
コリアンダーは、好みがあると思うので
苦手な場合は無くても大丈夫。

熱々のスープに落としたバケットがスープを吸っていてとても旨み深く、チョリソから出た柔らかな辛さで体が温まる。
にんにくにもじっくり火を通しているため、匂いもそれほど気にならない。冬の寒さが残る今だからこそ、大切な人のために作っていただきたい心まで温まるスープである。
(作成 2008年8月26日)
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