第二弾 アデレードに、日本のサッカーチームがやってくる!!
AFCチャンピオンズリーグを観に行こう!!
■スタジアムに行こう!!
サッカー特集第一弾「今、サッカーが面白い!!」で紹介した、世界、特に日本とオーストラリアのサッカーとその面白さ。2010年FIFAワールドカップ(TM)南アフリカ大会の最終予選が間近に迫るとともに、8月8日には北京五輪が開幕される(サッカーの初戦は6日)。2010年W杯南アフリカ大会に向けた各国の動向と、北京五輪での若い選手たちの活躍に、ますます注目している方も多いだろう。
一方で、アジア、欧州、南米、北中米カリブ海、アフリカ、オセアニアの各大陸・地域ごとで開催されるクラブチャンピオンズリーグの盛りあがりも負けてはいない。各国のプロリーグで好成績を収めたクラブチームが、各大陸・地域のNO.1クラブチームを目指して競い合うこの大会は、サッカーファンにとって、忘れてはいけない一大イベントだ。
PHOTO : OFFICE PRIMAVERA
今年のクラブチャンピオンズリーグアジア地区大会「AFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League)」には、日本からは「鹿島アントラーズ」「浦和レッドダイヤモンズ」「ガンバ大阪」の3チーム、オーストラリアからは、アデレードの「アデレード・ユナイテッド」が出場する。
鹿島アントラーズと、アデレード・ユナイテッドは、決勝トーナメントの初戦、準々決勝の第二試合で、ここアデレードの地で対決する。
しかし、AFCチャンピオンズリーグの試合のために日本のチームがアデレードにやってくると聞いても、なかなかピンと来ない方も多いはず。実際に試合を観に行こうと思っても、大会や出場チーム、選手について何も情報を持っていなければ、楽しみは半減してしまう。
そこで、今回のサッカー特集第二弾では、「AFCチャンピオンズリーグを観に行こう!!」と題して、大会概要や出場チーム、予選の結果などについて紹介。アデレードにいるサッカー好きの方も、サッカーはあまり詳しくないという方も、この機会にスタジアムへ足を運んでみてはいかがだろうか。熱気渦巻くスタジアムでの観戦は、TV中継とはまた違った良さがある。
世界に負けず、ここアデレードから、日本とオーストラリアのサッカーを盛りあげていきたいところだ。
■AFCチャンピオンズリーグとは?
大会概要

「AFCチャンピオンズリーグ」は、欧州の「UEFAチャンピオンズリーグ」、南米の「リベルタドーレスカップ」、北中米カリブ海の「CONCACAFチャンピオンズカップ」、アフリカの「CAFチャンピオンズリーグ」、オセアニアの「OFCチャンピオンズリーグ」と並ぶ、大規模な国際大会。
各大陸・地域で行われているクラブチャンピオンズリーグの地区大会のひとつで、アジアのクラブチームチャンピオンを決定する大会だ。2002-2003年度シーズンに、欧州の60年以上の歴史を持つUEFAチャンピオンズリーグをモデルとし、「アジアクラブ選手権」、「アジアカップウィナーズカップ」、「アジアスーパーカップ」の3大会を統合して新設された。
世界屈指の選手たちが活躍する、華やかかつ伝統的な欧州や南米地区の大会と違い、日本とオーストラリアの所属するアジア地区は、プロ、アマチュアチームが入り混じった大会。高いレベルの戦いを見せるUEFAチャンピオンズリーグチャンピオンが、実質の世界一だと言い切る人もいて、アジア地区のレベルは、まだ世界に認められていないのかもしれない。
しかし、各チーム、選手たちが切磋琢磨しあうことで、アジア各国のクラブチームの水準向上と、アジアのサッカー発展という大会の目標実現が期待される。
また、2005年シーズンから、AFCチャンピオンズリーグの優勝クラブは、アジア王者として毎年12月に行われる「FIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)」 に出場できることになった。クラブW杯は、その年の大陸・地域チャンピオンたちが集い、世界一を目指す大会だ。
日本代表の「鹿島アントラーズ」「浦和レッドダイヤモンズ」「ガンバ大阪」の3チームと、オーストラリア代表、アデレードの「アデレード・ユナイテッド」には、ぜひとも勝ち残ってもらい、クラブW杯で、アジアの力を世界に示してほしいものだ。
大会方式
大会は、グループごとに力を競い合う「グループリーグ」(予選)と、トーナメント方式の「ノックアウトステージ」(決勝トーナメント)に分けられている。
すでに行われた予選では、AFCクラブチームランキングの上位14カ国、西アジア地区4グループ16チームと、東アジア地区3グループ12チームが、グループごとの総当たり2戦ずつ、地元会場と相手チームの地元会場で戦い(ホーム&アウェー方式)、勝ち点(勝ち3、引き分け1、負け0)を競った。
どの国の代表も、前年度の各国内の1部リーグ、または各国内カップ戦で好成績を残した強豪たちのため、今年の予選も、例年通り激しい戦いとなった。
この厳しい予選をグループ1位で通過したチーム7チームと、前回優勝チームの浦和レッドダイヤモンズの計8チームが、9月からの決勝トーナメントに出場できる。
決勝トーナメントでも、すべての試合にホーム&アウェー方式が採用されるため、どのチームにも、移動時間や時差の問題がのしかかってくる。これをどのようにクリアしていくかも、勝ち残りのポイントかもしれない。何にしろ、地元会場で試合を見たいサポーターには、嬉しいシステムだ。
2009年以降は・・・・
ちなみに、2009年以降の大会方式は変更が予定されており、出場チームは29チームから32チームとなる。
予選は東西地区それぞれ4グループで行われ、各組の上位2チームが決勝トーナメントに進出する。
決勝トーナメント1回戦は、予選の各組1位チームのホームでの一発勝負とし、準々決勝と準決勝は従来通りホーム&アウェー方式で、決勝は中立地での一発勝負となる。
また、出場枠も、これまでのAFCチャンピオンズリーグでの実績や、国のリーグ運営で評価によって変更される予定だ。
例えば、評価の高い日本、韓国、中国、サウジアラビア、UAE、イランから各4チーム、オーストラリアから2チーム、インドネシア、ヨルダン、クウェート、インドから各1チームが出場できる。
そのほかの東西それぞれ各3カ国、シンガポール、タイ、ベトナム、シリア、ウズベキスタン、カタールから1チームずつも参加資格を持つことができる。
さらに、前年度の東西各地区のAFCカップ(AFCクラブチームランキング15-28位の国・地域による大会)の最上位チームと優勝チームに、AFCチャンピオンズリーグ本大会出場権が与えられ、そこで敗れたチームは、AFCカップへの出場となるプレーオフの出場権が与えることとなった。
これにより、イラクに出場枠がなくなるなど、残念な点もあるが、下部大会と連携するなど、より大規模で質の高い大会となる。
日程
大事な決勝トーナメントの初戦、準々決勝第一試合は、9月17日に、第二試合は9月24日に各地で行われる。
その後は、勝ち残りで、以下の日程が予定されている。
準決勝:第一試合10月8日、第二試合10月22日
決 勝:第一試合11月5日、第二試合11月12日
出場チーム
今年の予選に参加したチームは、下記のとおり、アジア各国の強豪クラブチームが顔をそろえた。
西アジア地区
| グループ A | Sepahan (イラン) |
Kuruvchi (ウズベキスタン) |
Al Ittihad FC (サウジアラビア) |
Al Ittihad (シリア) |
| グループ B | Al Wasl (UAE) |
Saipa (イラン) |
Kuwait Sports Club (クウェート) |
Al Quwa Al Jawiya (イラク) |
| グループ C | Al Sadd (カタール) |
Al Wahda (UAE) |
Al Karama (シリア) |
Al Ahli (サウジアラビア) |
| グループ D | Pakhtakor (ウズベキスタン) |
Al Gharafa (カタール) |
Arbil (イラク) |
Al Qad (クウェート) |
東アジア地区
| グループ E | アデレード・ユナイテッド (オーストラリア) |
浦項スティーラーズ (韓国) |
長春亜泰 (中国) |
ベカメックスビンズオン (ベトナム) |
| グループ F | クルンタイバンク (タイ) |
北京国安 (中国) |
ナムディン (ベトナム) |
鹿島アントラーズ (日本) |
| グループ G | メルボルン・ビクトリー (オーストラリア) |
チョンブリFC (タイ) |
ガンバ大阪 (日本) |
全南ドラゴンズ (韓国) |
予選を勝ち抜いたKuruvchi(ウズベキサスタン)、Saipa(イラン)、Al Karama(シリア)、Al Qad(クウェート)、アデレード・ユナイテッド(オーストラリア)、鹿島アントラーズ(日本)、ガンバ大阪(日本)と、前回チャンピオンの浦和レッズ(日本)が決勝トーナメントで、国とクラブの威信をかけて戦う。
ここアデレードからオーストラリア代表として出場するアデレード・ユナイテッドと決勝トーナメント初戦の準々決勝でぶつかるのは、日本の鹿島アントラーズ。アデレードにいる日本人にとっては、大変興味深い組み合わせだ。
そのほか、Saipa(イラン)とKuruvchi(ウズベキサスタン)、Al Qad(クウェート)と浦和レッズ(日本)、アルカラマ(シリア)とガンバ大阪(日本)が決勝トーナメント初戦でぶつかる。
どのチームも各国のリーグで好成績を残し、さらに、厳しい予選を勝ち抜いてきた強豪たち。
厳しい戦いになることは必至だ。
AFCチャンピオンズリーグ・ノックアウトステージ
┌───────アル・カラマー (シリア / C組1位)
┌─┤①9/17 ②9/24
│ └─────── ガンバ大阪 (日本 / G組1位)
┌─┤①10/8 ②10/22
│ │ ┌───────アル・カドシャ (クウェート / D組1位)
│ └─┤①9/17 ②9/24
│ └───────浦和レッズ (日本 / 昨年優勝)
┤①11/5 ②11/12
│ ┌───────サイパ (イラン / B組1位)
│ ┌─┤①9/17 ②9/24
│ │ └───────クルフチ(ウズベキスタン / A組1位)
└─┤①10/8 ②10/22
│ ┌───────鹿島アントラーズ (日本 / F組1位)
└─┤①9/17 ②9/24
└───────アデレードユナイテッド (オーストラリア / E組1位)
では、次のページで、アデレードで行われる アントラーズの試合を紹介しよう!


