サムライの秘密 in 南オーストラリア
オージールールズ 日本代表 サムライズ
齋藤裕生(さいとうゆうき)と秋田友樹(あきたゆうき)は、日本のオージーフットボール界の将来にとって重要な役割を果たそうとしている。この二人のゆうきは8月27日にメルボルンとワーナンブールで行われるオーストラリアンフットボール世界大会に、日本を代表するチーム「サムライズ」のメンバーとして参加する。
秋田友樹(22)はアデレード大学で教育学を勉強する傍ら、地元のフットボールチーム「モデブリーホークス」で三年間に渡ってプレーしている。
彼とオージーフットボールの出会いは2000年に語学研修でオーストラリアに来た時に遡る。
「日本のスポーツにはあまりないオーストラリアンフットボールの激しさやタフさに心を奪われた。」
もう一人のゆうき、齋藤裕生(23)は正真正銘のオージーフットボーラーと言っても過言ではないだろう。
彼の話し方を聞けばその理由はすぐに分かる。オーストラリア独特の訛りが半端ではない。
彼がどれだけ長い時間フットボールとまたそのチームメートと時を過ごして来たかどうかと言うことを象徴している。
しかし、そこまでの道のりは平坦なものばかりではなかった。
15歳で初めて渡豪した時はほとんど英語が話せなかった。
語学学校に入ったものの、ただ語学だけを勉強していることに疑問を抱き、自ら地元の進学校の門を叩いた。
そして三年後に卒業した彼は日本に一時帰国し、一年後、オーストラリアの大学に入りためオーストラリアの土を踏んだ。
そこで彼はオージーフットボールの魅力に取りつかれる。
地元のチーム「ブラックウッド」に入り、現在は地元のヒルズディビジョンでプレイしている。
この二人に共通することは二人とも若くして渡豪し、言葉や文化の壁を乗り越え、勉学の傍らフットボールの技術を磨いてきたことである。
齋藤裕生は言う。
「すべては経験です。とりあえず当たって砕ける気持ちで取り組むことです。
ほぼ生身の体でぶつかっていくオージーフットボールで勝つためにはビビっていては始まりません。
精神的にも肉体的にも相手に打ち勝つ強さを養わなければいけません。」
二人はアデレードを代表するAFLチーム「Adelaide Crows」の大ファンである。
試合は欠かさずチェックし、注目選手のプレーを観察することが日課である。

そんな彼らにとって、今回オーストラリアンフットボール世界大会に参加することはまたとないチャンスであり、彼らが飛躍する大きなきっかけとなることは間違いないであろう。
齋藤は最近就職したばかりであるが、上司が特別休暇を与えてくれたおかげで今回の大会に集中して取り組む事ができる。
スポーツ大国、オーストラリアならではのことですね。
彼らの夢は、日本の子供達にオージーフットボールを紹介することである。
秋田は南オーストラリア州の姉妹県である岡山県でのフットボール大会の開催を計画しようとしている。
写真 : アンドリュー・ベバリッジ
文 : アンドリュー・ベバリッジ & 児玉有子
日本語がぺらぺらの生粋オージー プロカメラマン アンドリューの紹介はこちら
撮影のお仕事も承っています。


