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Film#08  LOVE STORY 2050

映画レビュー 編 


2008年のオーストラリア、アデレードで出会ったカラン(ハーマン・ビジャ)とサナ(プリヤンカ・チョプラ)は恋に落ち、やがて愛し合うように。だが、ふたりを待ち受けていたのは苛酷な運命だった。
交通事故で死んでしまったサナの生まれかわりを探しに、タイムマシーンで2050年のインド・ムンバイへむかうカラン。未来のムンバイで、カランはサナにうりふたつのザイーシャ(プリヤンカー・チョープラー二役)に出会う。だが、未来の世界でポップスターのザイーシャはサナとはまったく違った性格の持ち主だった。果たしてザイーシャはサナの生まれかわりなのか。未来での滞在期間リミット30日以内に、カランはザイーシャのサナとしての記憶を取り戻させ、現代へ連れてかえることができるのか…。

インド人女優 プリヤンカ・チョプラ
2000年にミスワールドの栄冠を勝ち取り、
2003年女優として映画デビュー
わずか6年で世界中にファンがいるトップ女優に

「Love Story 2050」は、ボリウッドフィルム初のSF、初めてインド国外で撮影された映画ということで、初物づくしの作品だ。
タイムトラベルを扱ったSFものとはいえ、ボリウッド得意の、歌に踊りにという場面は欠かせない。未来バージョンのミュージカルシーンは、衣装も振り付けも近未来にバージョンアップされていて、インド人もびっくり。

物語の核となるカランとサナの恋愛は、われらがアデレードを舞台にくりひろげられる。見慣れたアデレードの街角が、カメラのレンズを通すと、何と魅力的な街にうつっていることか。まさに、若いふたりが恋をする街にふさわしいとおもわせてくれるほどの美しさだ。
ロケ地は、アデレード市内をはじめとして、カンガルー島やフリンダースレンジなど。なかには、「え? これがあの?」とおもうような場所でのロケも行われており、映画を観ながらロケ地となった場所をどれだけみつけられるかという楽しみも。
また、南オーストラリア州知事もカメオ出演を果たしている。

物語の後半は2050年のインドの都市ムンバイが舞台。
車が空を飛び、ザイーシャがパフォーマンスをするステージも空中に設置されている。おなじみのスネークショーのヘビまでロボットになっているのには、会場から笑いが沸き起こった。人間に奉仕するロボット、テディベア型のロボットなど、未来像は、これまでのハリウッドSF映画からの影響を強く受けているという印象は否めない。
だが、IT立国として名をはせるだけあって映像技術はハリウッドに勝るとも劣らない。何より、ホリウッドSi-Fiにはハリウッドにはない、豪華賢覧な衣装でのミュージカルシーンがあり、今後の飛躍を予感させる魅力がある。ほかにも、アクションあり、コミカルな部分もありで、笑えて泣けての大パノラマのエンターテイメント作品。
 

3時間を超える上映時間の長さと、ストーリー展開にやや無理があること、編集の粗さや字幕のミスなど、映画としての出来はいいとは決して言えないが、細かいところには目をつぶって、単純に美しい映像、歌と踊りを堪能すれば、それなりに楽しめる映画。

★★☆☆☆ 


タイトル LOVE STORY 2050
監督 Harry Baweja
出演 Priyanka Chopra
Harman Baweja
Boman Irani
Archana Puran Singh
ジャンル インド映画
製作国 インド
言語 ヒンディー語(英語字幕)
予算 300 million ルピー
公開 2008年7月4日
上映時間 179分

 Love Story 2050 公式サイト
www.lovestory2050.com/ 

Reported by Suzy
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