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Film#08 LOVE STORY 2050
アデレード 試写会編
今回は、南オーストラリア州 アデレードで撮影され、7月4日に公開されたインド映画 「LOVE STORY 2050」 の
アデレード試写会の模様とレビューの紹介です。


と ラーン州知事
試写会場となる劇場につくなり、サリーやクルタを身にまとった少年少女たちに迎えられる。インド映画 「Love Story 2050」 の試写会なだけのことはある、「ナマステ」 とヒンズー語による歓迎を受け、席につくと、そこには具を挟んだチャパティーと水、スナックの詰め合わせがおいてあるではないか。試写会の予定は午後7時から10時まで、途中で小腹が空いたときのための心配りだろうか。
スパイスの香り漂うなか、予定通り、試写会がはじまった。司会者による挨拶の後、南オーストラリア州知事マイケル・ラーン氏による挨拶。「Love Story 2050」 は、南オーストラリア州都アデレードで撮影された作品で、知事の挨拶にも自然と力が入る。
ようやく本編の上映開始。ボリウッド製作映画とは、豪華な衣装に派手な歌や踊りが特徴とは聞いて知っていたが、なかなかミュージカル場面に出くわさない。ホリウッド初の SF 作品、初の海外ロケ作品と聞いていたので、あえてボリウッドらしさを省いたのか。だが、SF 作品だと聞いていたにも関わらず、一向にそれらしきストーリー展開は始まらず、アデレードを舞台に、主人公ふたりの超美形インド人カップルの恋愛物語が進んでいく。
アデレードの街並みが映ると、会場を埋め尽くす在アデレードインド人や関係者からは拍手があがった。普段見慣れた街だが、銀幕に映し出されると、ニューヨークにだって負けていない、恋する大都会に大変身なのだ。カンガルー島のアドミラルアーチやリマーカブルロックを背景に主役ふたりが歌い踊りながら愛を語る場面(ついにボリウッドらしさ登場!)は、何やら違和感を覚えつつ、アデレードの自然の美しさに今さらながら感動。この映画でアデレードを初めて目にする人は、間違いなくアデレードを訪れたくなるにちがいない。なお、州知事のラーン氏も、一瞬だが、ちゃっかり映画出演を果たしており、南オーストラリアの宣伝に一役買っている。
アデレードも出てきた、お約束のミュージカルシーンも堪能した、ところでSFはどうなった?とおもっているところで、画面に 「Intermission」 の文字が。
この時点ですでに2時間が経過していた。まだ折り返し地点にしかすぎないのかとおもっていると、少年少女たちが、チョコバーを招待客全員に配り始めた。インディアン・ホスピタリティーに感動しているうちに、映画の上映が再開になる。

映画の後半は、2050年のインド・ムンバイが舞台となる。主人公のおじが発明したタイムマシーンで、主人公たちは2050年のムンバイへむかう。
IT 国家として名をはせるインドだけに、近未来世界を演出する映像技術はハリウッドのそれに勝るとも劣らない。人間に奉仕するアンドロイド、テディベア型ロボットが登場するなど、ハリウッド作品からの影響が否めない部分もあるが、「Love Story 2050」 には、ハリウッド Si-Fi にはない魅力がある。
それは、近未来バージョンでくりひろげられる、歌と踊りのミュージカルだ。スネークショーのヘビがロボットというのも、ボリウッドならではの演出、会場は笑いの渦につつまれた。
3時間を超える上映時間の長さと、ストーリー展開にやや無理があること、編集の粗さや字幕のミスなど、映画としての出来はいいとは決して言えないが、細かいところには目をつぶって、単純に美しい映像、歌と踊りを堪能すれば、それなりに楽しめる映画。
Reported by Suzy
さらに作品について詳しく知りたい方は、
LOVE STORY 2050 レビュー編

