日本人留学生体験談

吉田 正人さん / Masato Yoshida

コース: Master of Accounting / 会計学修士

オーストラリアに渡航するまでの経緯を教えてください。

日本の大学在学中から海外に長期留学したいという思いが強くて大学の留学プログラムにも応募したかったのですが、家庭の事情もあって結局実現できないまま卒業後は就職することになりました。でも少しだけでも英語力をつけたい、海外を体験してみたいという気持ちで卒業直前に短期でフィリピンに語学留学をしました。 帰国して社会人になったのですが、その後も海外留学の夢は強くなる一方で、結局半年で会社を退職してすぐにワーキングホリデーでオーストラリアに渡りました。英語の環境に身を置きながらも最低賃金の高いオーストラリアで留学資金を貯めようと思ったからです。ワーキングホリデー中は工場で黙々と働きました。

英語力はどのようにして高めましたか。

ワーキングホリデーで1年間働きましたが、それでアカデミックな英語が急に上達したわけではありませんので、ワーキングホリデーが終わった後に集中的に英語を勉強することにしました。費用面での効率を考えてまたフィリピンに行きましたが、頑張った甲斐もあって留学後はIELTSスコアが6.0まで上がりました。でも残念ながら、希望するフリンダース大学のコースへの入学に必要なIELTS 6.5まではもうあと一歩でした。 そこで0.5ポイントのギャップを埋めて大学院に入るために、フリンダース大学提携の語学学校に入り、語学学校から指定されたダイレクトエントリープログラムを8週間で無事修了してIELTSを再度受験することなく大学院に入学しました。アカデミック面での入学要件は日本の大学を卒業して学士号を取得していたこともあって既に得ていました。 大学院入学後も英語力アップのために音読を中心に英語の勉強をしています。また、ローカルの人との接点をなるべく多くもつようにして、地元のサッカーチームにも入ったりしています。

なぜ大学院でアカウンティングを学ぼうと思ったのですか。

オーストラリアで働くことを考えた場合、アカウンティングという職種は需要が高くて就職もしやすいと思ったからです。また、もしオーストラリアで働けない場合でも英語ができてアカウンティングスキルもあれば国際市場で活躍することもできるとも思いました。

卒業後のプランはありますか。

2016年6月に卒業予定ですが、その前に夏休み中のインターンシップを計画しています。そしてインターンシップ後もパートタイム勤務などで経験を積んで、卒業後はなるべく早くCPAなどの資格をとってオーストラリアで会計士として働いていきたいと思っています。長期的な計画としてはアジア、オーストラリア、日本と関連するようなビジネスを自分で作っていきたいと考えています。

これから留学を考えている人にメッセージをお願いします。

いきなり最初から長期留学をすることが難しい場合や自分自身の留学への適性が不安な場合は、先ずは短期での留学や異文化体験をしてみるのも一つかもしれません。長期留学をスタートさせた後でショックを受けたり、挫折したりすることを防ぐためにも、早い段階で経験をしてみてから考えるのもいいと思います。

資料提供:オーストラリア大使館マーケティング事務所

 

網干 晴奈さん / Haruna Aboshi

コース: Bachelor of Science (Animal Behaviour) / 動物行動学

フリンダース大学に留学した理由は?

動物が大好きで、動物について何が学べるのか色々探し、動物行動学を見つけました。それから動物行動学に興味を持ち、学校を探し、出てきたのがフリンダース大学でした。

フリンダース大学での勉強は日本で勉強することとどういったことが違いますか?

日本は教科書に沿って先生が授業を進めてくれますが、こちらでは先生がパワーポイントを使って授業を進めてくれるので、もちろん教科書もありますが、教科書は自己学習のためのもの、という感じです。あと、すべての授業は録画されているので、後から学校の生徒専用のwebページ(FLO)で復習ができるので、とても便利です。 理系へ進むのは初めてなので、日本の理系大学との比較はできないですが、毎週ある実験はあまり説明がない状態で(実験マニュアルを各自理解している前提で)行われるので、最初は不安でしたが、勉強していかないと、というモチベーションに繋がるのでいいと思います。

これまでのコースの中で何か一番楽しかったですか?

実験内容にもよりますが、動物の行動の観察などの実験はとても楽しいです。 全てのことが初めてで不安だらけですが、新しい経験ができて本当に毎日刺激的です。

アデレードでは週末や自由な時間をどのように楽しんでいますか?

暖かい時期は海でのんびりしたり、友達とカフェに行ったりするのが好きです。アデレードは車がないと色んな場所に行きにくいので、車を持っている友達と少し遠出をし大自然を満喫するのも好きです。

アデレードではどこに住んでいますか? 誰かと一緒に住んでいますか?

最初の1年(英語学校)は、ホームステイをしていました。ホストファミリーは本当に優しくて話しやすかったです。今は大学の近くのシェアハウスに住んでいます。シェアメイトもフリンダースに通っている生徒です。家は丘の上にあり、静かで海も見えるので大変気に入っています。 友達は英語学校からの友達がほとんどですが、みんな違う学部で忙しいのでなかなか会う機会も少ないです。私の学部は本当に留学生が少なく、現地の生徒の友達は少ないですが、グループワークで一緒になった生徒さんと話をしたり、助けてもらったりしています。本当にありがたいです。

フリンダース大学卒業後のプランを教えてください。

将来は動物と人とが関われる仕事がしたいと考えていて、大学を卒業後は、アニマルセラピーや盲導犬訓練士などが発展している国で働きたいと考えています。

これからフリンダース大学への留学を考えている人へのアドバイスはありますか?

渡航前は本当に大丈夫かなあ、と不安でいっぱいだと思います。私も学んだことがない分野でとても不安でしたが、来てみるとやっぱり自分が学びたかったことなので、不安も逆にモチベーションに繋がります。なので、自分の気持ちを信じて、困難もたくさんありますが、挑戦してほしいです!

 

木村 圭吾さん / Keigo Kimura

コース: Bachelor of Science (Aquaculture and Marine biology) / 水産養殖・海洋生物学

フリンダース大学に留学した理由は?

私は海やアクアカルチャーに興味を持っていましたが、フリンダース大学はアクアカルチャーの分野ではオーストラリアの中でも有名な大学と知って出願しました。また、フリンダース大学はアクアカルチャーと海洋生物学の学位を併せて取得できることも魅力でした。

フリンダース大学での勉強は日本で勉強することとどういったことが違いますか?

私は日本の大学に通っていないので大学としての違いはよくわかりません。ただ、フリンダース大学入学前に通っていたアインズバリーカレッジのファウンデーションコースと日本の高校を比べると、オーストラリアの学校は実習の機会がとても多いと思います。実習は他の学生とのコミュニケーションをとるために有効な方法の一つだと思います。

これまでのコースの中で何か一番楽しかったですか?

私の英語力がまだ十分でないこともあり他の学生とのコミュニケーションが難しいときがありますが、その中でも私は講義、実習とも気に入っています。特にアクアカルチャーは楽しんでいます。生物の観察や解剖、スケッチングはとても興味深いです。

アデレードでは週末や自由な時間をどのように楽しんでいますか?

バイクで海や山に出掛けたりしています。あと、私は週に3回アルバイトをしていますが、それもリフレッシュできる時間になっています。セメスター期間中はなかなか自分のことをできる余裕がないのですが、ホリデー中は友達を招いてピザや鍋などで小さなパーティーをして楽しんでいます。

アデレードではどこに住んでいますか? 誰かと一緒に住んでいますか?

小さいユニットハウスですが大学の近くに自分で借りて住んでいます。大学までは歩いて15分ほどです。日本人のハウスメイトも一人いますが、やはりフリンダース大学に通いヘルスサイエンスを学んでいます。フリンダース大学には日本人の友達が何人かいますが、それぞれ別のコースに通っています。たまに集まって皆それぞれの分野について情報交換することが楽しいです。

フリンダース大学卒業後のプランを教えてください。

自分の専門分野でオーストラリアで就職ができればいいなと考えています。または他の国でもアクアカルチャーの発展に貢献することにも興味をもっています。

これからフリンダース大学への留学を考えている人へのアドバイスはありますか?

大学留学にあたって一番大変なことの一つは言葉の壁だと思います。日本の学校で学ぶ英語だけでは不十分ですし、実際私の友達の多くも英語で苦労しています。ただ、英語で学ぶことに慣れてくると楽しくなってきます。
英語を上達させるには友達を作って英語で話すことが最も簡単で早い方法です。最初は抵抗があるかもしれませんが、恥ずかしがる必要はありません。親切で手助けしてくれる人は多いものです。もしどうしてもローカルの友達を作るのが難しい場合は、フリンダース大学には日本人の学生もいますので先ずは日本人と話しても良いと思います。そうするとその人の友達と知り合うことができて段々と自分のコミュニティも広がっていくはずです。

 

Ms Tomoko Nishizawa

研究プロジェクト: 欺まん性知覚行動と証人の識別判断(博士課程)

普段私たちは他者から受ける信頼性に基づいて判断をしています。興味深いことにその後の研究では、人々が一般的に詐欺をうまく見抜けないということを発見しました。この正しく詐欺を見抜けないということは、特に法律上の場面で、不利な結果につながることがあります。人々の意思決定に影響を及ぼす詐欺と見抜く手法は様々な異なった法的分野で研究されていますが、これは証人の識別方法論の分野において詳しく研究されていません。 したがって、私のプロジェクトでは欺まん性知覚行動の順番が、証人の識別判断に悪影響を及ぼすかどうか研究することを目的としています。

私は犯罪心理学を含んだ心理学、特に詐欺発見分野の研究に深く興味を持っています。
また、私は神経心理学、異文化心理学における幅広い関心を持っています。

演劇でのバックグランド、そして人々と行動への関心が西沢さんのフリンダースでの心理学研究を後押ししました。横浜市出身の西沢さんはアデレードで中等教育を修了し、そこで高等教育に進むことを決めていました。西沢さんは心理学の優等学位を取得しており、現在臨床博士号に取り組んでいます。 "欺まん性知覚行動と証人の識別判断"と題した彼女の研究プロジェクトは、証人の判断を見て、どのようにこれらの判断を巧みに操ることができるかという研究です。西沢さんはフリンダースでの経験についてこう語ってくれました。「指導官は入学手続きからとても協力的です。フリンダースは独立した考え方と勉学の重要性を強調し、私自身の能力を信じるよう励ましてくれます。私は批判的に考える力を身につけました。学部の中に尊敬する方がたくさんいらっしゃり、もっと熱心に勉強しないといけないと思うと同時に、善良な人でないといけないと刺激を受けています」。

 

日本人卒業生のビデオ体験談はこちらのvideoからご覧ください。

交換留学プログラムでフリンダース大学に来る人、個人留学で来る人、またはフリンダース大学の単位の一環として海外で学ぶことを考えている人、それぞれの人に役立つ情報と問い合わせ先をご紹介します。詳細は以下をご覧ください。
http://www.flinders.edu.au/international-students/study-at-flinders/study-abroad-exchange/

翻訳版電子カタログはこちらからご利用ください。
http://www.mi-australia.com/flinders/sase/english/index.php

 

お問い合わせ

フリンダース大学に関するお問い合わせ

フリンダース大学に関するさらに詳しい情報はhttp://www.flinders.edu.au/international-students/をご利用ください。

ご質問は以下から検索またはフォームによるお問い合わせをご利用ください(英語)。
検索:http://www.flinders.edu.au/international-students/study-at-flinders/ask-flinders.cfm
フォーム:http://www.flinders.edu.au/international-students/study-at-flinders/enquiry-form.cfm

また、日本語でのご質問はフリンダース大学の日本語対応代理窓口、Yokoso Australiaまでお問い合わせください。
Email:edu@gogoadelaide.com.au
Phone:+618 8410 7627
Fax:+61 8 8221 6334
Address:Lower Level 83 Currie Street Adelaide, South Australia 5000, AUSTRALIA