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2009.9.25 OzAsia 2009 / Yumi Umiumare さん公演直前インタビュー
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“交流”と“新たな舞踏”への「En Trance」 - OzAsia FESTIVAL 2009 参加アーティスト Yumi Umiumareさんに尋ねた今年の作品の魅力-
2007年に“OzAsia FESTIVAL”(以下、“Ozフェスティバル”)が始まって以来、今年で3年連続の参加となるYumi Umiumareさん(以下、Yumiさん)。「アジアの人達がオーストラリアでパフォーマンスする機会はなかなかないので、とても素敵な場だと思う」と“Ozフェスティバル”と、今年公演する作品「En Trance」について語ってくれた。 “Ozフェスティバル”はオーストラリアとアジアのアートや文化の交流を目的とした祭典である。しかし「多文化のオーストラリアでアジア人の一人である私が生活すること自体がすでに文化的交流」と話すYumiさんは、この祭典に参加するにあたって “オーストラリアとアジアの交流”ということを特別に意識したことはないと言う。異なったジャンルのアーティストとのコラボレーションとなっている「En Trance」のメンバー構成もアジア系オーストラリア人から日本人までさまざまだが、これもあくまで偶然なのだそうだ。
クラシックバレエやモダンダンスなど多種の舞踏を学びながら活動を続ける一方で、いわゆる“舞踏”という形にとらわれず、さまざまなジャンルのアーティストと共に実験的な作品を創り続けてきたYumiさん。「En Trance」でコラボレートするのは映像とインスタレーション(注:現代美術で主に用いられる、一枚の絵画や一つの彫刻だけでなく、その“場”や“空間”など周囲の環境をも作品のうちの一つとする表現方法)だ。 「今回の舞台は異なった印象の6つのシーンから構成されています。バラバラな感じもしますが、最後には見ているお客さんそれぞれの中でストーリーを繋げて完成させてもらいたい」。今回公演の「En Trance」は、観客にただ見てもらうだけではなく、考え、感じてもらい、共に作り上げていくような作品になっている。また“舞踏”と聞くと普段、舞踏や演劇、ダンスといったものに慣れ親しんでいない人にとっては“難しい”、“わからない”といった印象を抱きがちだが、「舞台の最初の方ではカラオケをするシーンがあったり、作品のタイトルになっている“En Trance”(催眠/トランス状態)になったり、もちろん最後には舞踏もしますが、とっても入りやすい内容になっていると思います」。Yumiさんはそんな人たちも抵抗せずに見て欲しいと話してくれた。 これまでオーストラリアを拠点に世界各国で活躍してきたYumiさんの今後の活動の抱負は、もっと日本に作品を持ち帰ること。また、かねてから興味を抱いているアイヌや沖縄文化ともコラボレーションした作品を創りたいという。昨年はアボリジニ演劇作品「Ngapartji Ngapartji」に参加するなど、映像やインスタレーションといったアートから民族文化まで、Yumiさんのコラボレートする範囲は実に多種多様だ。オーストラリアはアボリジナルの文化を含め、多国籍文化が混在する国。実験的作品を創り続けるYumiさんにとってオーストラリアは魅力的環境なのかもしれない。 最後にYumiさんは「日本、オーストラリアの人に限らず、いろんな人に見て欲しい」とメッセージをくれた。多くの国の人々、さまざまなジャンルのアーティスト、アボリジニ文化と積極的に関わりながら活動を続けるYumiさんの“OzAsia FESTIVAL 2009”参加作品「En Trance」。この春、ぜひ“交流”と“新たな舞踏”の世界への「En Trance」へ足をむけてみては?
「En Trance」
Yumi Umiumare ゆみ うみまれ
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