Topic and Event

アデレードの5月といえば、「こどもの日・ジャパンフェスティバル」。日本人コミュニティはもちろん、インターナショナルやローカルにも人気の日本のお祭りだが、毎年このイベントに華を添えているのが、いけばなインターナショナルによる生け花の展示。今や世界に広がり多様化しているIKEBANAをゆっくり、そして自由に楽しんでみよう。

自然を見る目

花や木、枝、そして枝から伸びる葉。「生け花を一言で表現すると“Appreciation of Nature―自然を鑑賞すること”」と語るのは、いけばなインターナショナル アデレード支部代表のEleanor Chiewさん。Eleanorさんはまた「生け花をしているときは心が自由になって、何かを味わい達成する満足感を得られます」とも。

フラワーアレンジメントと違い、よりシンプルにすることでより深くを表現する生け花は、まさに自然の美しさを味わうことそのもの。自然に近づき、鑑賞し、そしてそれをシェアする。そんな生け花のコンセプトに触れることで、これまであまり気に掛けていなかった花の形や枝の伸び方など、自然を見る目がこれから変わってくるかもしれない。

50周年

メルボルン生まれのオーストラリア人 Norman Sparnonが日本からオーストラリアに帰国したのは1959年。日本語に堪能だった彼は戦後訪れた日本で生け花に魅せられ、当時まだ設立間もない、いけばなインターナショナルの相談役となっていた。その後自らの著書「Ikebana Classical and Modern」を携え、彼はオーストラリア国内とニュージーランドを駆け回り生け花を広めながら支部の設立に尽力。そして今年、アデレード支部が設立されて50周年を迎え、シドニーの国際交流基金からのサポートもあり数々の祝賀イベントが予定されている。

アデレード支部には現在12人ほどのメンバーが在籍し、メンバーの家などで開かれる生け花スクールやイベントでの展示、他の支部との交流など、アクティブに活動している。そしてJAFA(Japan Australia Friendship Association/日豪友好協会)主催の「こどもの日・ジャパンフェスティバル」では活動の成果を発表するとともに、生け花の素晴らしさを発信し続けている。50周年記念となる今年の展示テーマは幾何学的形態。正方形、長方形、円など様々な形がどのように生け花に表現されるのか楽しみだ。

いけばなインターナショナル
「花を通じての友好」をモットーに設立された社団法人(本部:東京)。国籍も所属流派も多様な会員が、生け花とそれに関連した日本の文化・芸術の紹介を通して相互理解と友好を深める活動をしている。現在世界60ヵ国に計165支部が設立され、会員数は8500人を超える。
http://www.ikebanahq.org

こどもの日・ジャパンフェスティバル
Kodomo-no-hi Japan Festival
生け花はもちろん、民族舞踊や紙芝居、ライブ演奏などのステージパフォーマンス、焼きそばやお好み焼きなどの出店など、アデレードの「こどもの日」をみんなで楽しもう!

Date: Sunday 6th May, 2012
Time: 11am - 4pm
Place: Cowandilla Primary School, 1 Jenkins St, Cowandilla
Cost: Gold coin donation

*Volunteers Wanted!
Contact kaicho@jafa.asn.au or call 8370 8771